
補助金活用と伴走型支援で創る10億円規模の新規事業
設立:2017年11月1日
事業内容:
株式会社ひかりてらす様の事業紹介
株式会社ひかりてらす様は、「日本のカルチャーをもっと面白く」を理念に掲げ、IP(知的財産)ビジネスを軸とした魅力的な事業を展開されています。
想いを形にする企画・製造力
アニメやゲームなどのIPの魅力を最大限に引き出すグッズを、企画から製造、ECサイトでの直接販売まで一気通貫でプロデュースされています。特に、誰もが簡単にオリジナルアクリルグッズを創れるサービス「アクリルの仙人」は、事業の新たな中核として大きな注目を集めています。他社のグッズ製作を支援するOEM事業も展開し、あらゆる「好き」という情熱を形にしています。
アクリルの仙人
https://acrylic-sennin.com/
未来へ繋ぐサステナビリティ
ファンが大切にしたアクリルグッズを回収し、再資源化するリサイクル事業にも注力。カルチャーを楽しみ続けるための、循環型社会の実現にも貢献されています。
事業創造・戦略策定支援: 事業検討の初期段階から参画し、補助金活用を視野に入れた事業計画の策定を支援。アイデアを具体的なビジネスモデルへと昇華させました。
段階的なシステム開発: まずIT導入補助金を活用し、ニーズを検証するためのテストサイトを構築。そこで得た確かな手応えを基に、東京都のDX推進助成金を活用して本格的なECプラットフォーム「アクリルの仙人」を開発しました。
伴走による人材育成: プロジェクト進行を通じて、ひかりてらす社の担当者がITの知識を習得できるよう、丁寧なコミュニケーションとサポートを実施しております。
インタビュー
今回は、キャラクターグッズの企画・製造からECサイト運営まで、IP(知的財産)を軸とした多様なカルチャービジネスを展開されている株式会社ひかりてらすの代表取締役 山田様にお話を伺いました。FiveVaiとの出会いから、売上0の状態から10億円規模を目指す新規事業「アクリルの仙人」を共に創り上げた背景、そして今後の展望について語っていただきます。
山田様: 最初は、FiveVaiの内田さんと同じWeWorkのオフィスで、フロアが近かったんです 。そこで立ち話をしたのがきっかけですね。特にすぐに何かをお願いしたわけではなく、そこから1年くらい経ってから、コロナ禍における東京都の非対面型サービス支援事業の案件を一緒に行いました。
その後、新規事業を立ち上げる際に「ものづくり補助金」の活用を検討していて、そのタイミングで「そういえば、内田さんがシステムも作れる、という話をしていたな」と思い出したんです 。そこからですね、本格的にご相談させていただいたのは。
山田様: まず、価格の開示性が非常に高いこと。何にどれくらい費用がかかるのかを丁寧に説明してくれるので、安心して任せられます 。
そして何より、補助金のサポートが手厚い点です。多くの会社は、補助金の申請が通ってお金を受け取ったらそれで終わり。でもFiveVaiさんは、その後のシステム開発はもちろん、3〜4年前の案件の事後報告といったアフターフォローまで徹底してくれます 。これは本当にすごいことだと思います。我々のような中小企業にとって、大型の投資は補助金の活用が不可欠です 。FiveVaiさんは「この補助金で、こんな事業計画は作れませんか?」といった情報提供や提案もしてくれるので、常に次の展開を考えられるのがありがたいですね 。
FiveVaiさんとの関係で印象に残っているのは、アクリルリサイクルの実証実験施設を視察するために、内田さんに大阪のプラントまで同行してもらったことです。もともと機械工学や化学系にも知見がある内田さんは、専門家さながらの鋭い質問を投げかけていて、技術的な側面からも事業を深く理解しようとする姿勢に感心しました。単なる受託・発注の関係を超えて、事業そのものに興味を持ち、共に成功を目指してくれる心強いパートナーだと改めて感じた出来事です。
山田様: 大きく変わりましたね。もともと社内にITに詳しい人材がいなかったのですが、FiveVaiさんに伴走していただく中で、弊社の担当者が素人からでも少しずつ知識をつけ、今では問題なくやり取りができるレベルまで成長しました 。これもFiveVaiさんの丁寧なサポートのおかげです。まさに弊社のIT部門のような存在ですね
山田様: 売上0の状態から、うまくいけば10億円規模を目指せる新規事業を立ち上げることができました。
最初は「アクリルのフルオーダーメイドサービスに本当にニーズがあるのか?」という仮説を検証するために、IT導入補助金を活用してテストサイトを構築しました 。そこで確かな手応えを得られたので、次に東京都のDX推進助成金を活用して本格的な開発に移行し、事業化の道を切り拓くことができたのです。
FiveVaiさんには、このような事業検討の段階から深く関わってもらい、弊社のノウハウとITをどう組み合わせれば事業になるか、という上流工程からサポートしていただきました。中小企業が単独でこれだけの規模の新規事業を立ち上げるのは困難です。FiveVaiさんとの出会いがなければ、この事業は生まれていなかったでしょう。
まずは、今回立ち上げたアクリルグッズのオーダーメイドサービス「アクリル仙人」を、国内ナンバーワンのサービスに育て上げることが目標です。これまで専門知識が必要だったアクリルグッズ製作のハードルを下げ、「アクリルで思い出を保存する」という新しい文化を広めていきたいですね。
それに加えて、今後は地域共創や自然環境への貢献も大きなテーマです。その第一歩として、2年がかりで準備してきた世界自然遺産とのコラボレーション企画「小笠原コラボ」の商品を9月22日に発売します。さらに、アクリルリサイクルの推進で業界を牽引し、2027年の創立10周年に向けて、IPと製造、IT、小売を掛け合わせた事業で社会に貢献するというビジョンを掲げています。
FiveVaiさんには、引き続き弊社のIT部門として、こうした事業拡大を支えてほしいです。現状、ECサイト事業単体ではまだ利益が出ていませんが、これをしっかりと黒字化させ、リアルとWebの両輪でビジネスが回る状態を一緒に作っていきたいですね。
多くの中小企業が課題とする「DX人材の育成」についても、FiveVaiさんの人財開発とDX支援のノウハウを融合させたサービスがあれば、多くの企業が助かるのではないでしょうか。
山田様: 中小企業や小規模ビジネスのオーナーは、誰もがすべからくITと向き合わなければいけない時代です。しかし、「やらなければいけないのは分かっているけど、何から手をつけていいか分からない」という方も多いでしょう 。
そういう人は、まずFiveVaiさんに問い合わせてみることから始めてみてはいかがでしょうか。そこから、あなたの会社の次の20年が始まるかもしれません 。